【耐暑・夏】暑さに慣れる習慣《185》

いつもお読みいただき、ありがとうございます!

 

 

こんにちは。

ココロとカラダの軸をつくる専門家

津浦 貴行(つうら たかゆき)です。

 

 

 

目次

最高気温が35℃以上でも耐えられる身体をつくる。

 

真夏日(30℃)を観測する地域が全国各地で増えてきた。

梅雨の時期と重なって、湿度も高い日も多いので余計に暑く感じる。

 

梅雨が明けてない状態、外出自粛などもあって、

暑さに慣れる前に真夏日が訪れると熱中症になりやすくなる。

 

 

前回は、室内でも知らないうちに熱中症になることについて書いた。

【耐暑・夏】室内でも熱中症は起こる。《184》

 

 

これから気温と湿度が上がる。

そのためには暑さに慣れる必要がある。

慣れる前に涼しくしすぎるとかえって、真夏の気候に耐えられなくなる。

 

 

今回は、暑熱順化(暑さになれる)をしていくためにはどうすれば良いのか。

 

結論から言うと、

気温30℃の環境で過ごすと2週間ほどで真夏の気候に慣れる。
こまめに水分補給をして、汗をかくようにする。
 

 

ではどのような手順で進めていくか。

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比較的涼しい朝の気候から慣らしていく。

 

家の周辺を散歩してもいいし、ランニングをしてもいい。

10分ほどから始めて、慣れてきたら30分〜60分に増やしていく。

 

体力をつけながら、汗をかく習慣を身に付ける。

これを2週間は続けてみよう。

 

ここでの目的は

運動で汗をかくこと

 

運動によって体温を上がるわけだが、それだけ身体に負荷をかけることになる。

これは運動をすると体温が上がり、その熱を放出するために汗をかく。

 

普段から運動で汗をかく習慣がある人は、暑熱の耐性があるわけです。

 

簡単に言うと、さらっとした汗になる。

今回は割愛する。

 

ベタベタした汗は、

塩分濃度が高く、体から必要以上に抜けてしまっていることになる。

熱中症の重症度が上がりやすくなる。

 

汗をかく習慣を身に付けることによって、汗の質が改善する。

もちろん、水分補給も忘れずに行うこと。

 

ドン・キホーテで購入したクールタオル

 

クールタオルも活用して首回りなど冷やしたりするのもおすすめ!

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水分補給の習慣を身につける

 

人の体の60%以上は水分で出来ている。

水分補給をこまめに繰り返すことによって、体の水分量は一定に保つことができる。

 

これが汗や尿など、体外に排出されると水分は減る。

短時間で1%以上減った場合は、脱水症状によって熱中症のリスクが上がる。

 

例えば、体重50kgの場合(水分30kg)

1%減で500mlの水分が失われる計算となる。

たったの500mlと感じるかもしれないが、それだけ体液が減る。

 

こまめに水分を摂るようにしよう。

1時間あたり200ml〜500mlの摂取が目安だ。

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以下の表は、減少率別の症状例である。

脱水症状

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経口補水液・スポーツドリンクをつくる。

 

経口補水液

 

脱水症状時、水分を素早く吸収させたい時は、経口補水液を活用する。

もちろん市販のものでも構わない。

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普段は、スポーツドリンクを作るようにする。

スポーツドリンク

 

ビタミンCは回復を早めるので、100mlあたり1gを摂取できるように加える。

 

普段の水分補給は、水や麦茶などにする。

運動時や脱水症状がある場合などは、ドリンクを活用する。

体液の浸透圧を考慮して、この比率にしているので、いざと言うときに作ってみよう!

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熱中症とは、どういう症状なのか。

 

水分の減少、気温や湿度の上昇など、暑熱環境下では熱中症のリスクが上がる。

本来調節されるはずの体温が上昇しすぎて、下げることが難しくなりやすい。

内部の温度が上がりすぎることで、内臓の機能が低下したりする。

 

 

以下は、度合い別の表である。

熱中症

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少しでも症状があった場合は、熱中症になっている可能性がある。

水分補給を行い、室内などでの安静をし、回復に努めるようにする。

 

暑熱循化させていくことで、熱中症のリスクを下げていくことが必要となる。

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運動で汗をかく習慣ができたら、次のステップ

 

暑熱順化が進むと、気温が30℃以上の環境下でも熱中症のリスクが下がる。

もちろん水分補給したり帽子を被ったり対策をした上でだ。

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自然公園で運動を行う。

 

自然溢れる場所で運動を行うと、精神面でも安定してくる。

木に触れたりすると、不思議と落ち着いてくる。

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登山をする。

 

登山は、耐暑トレーニングになる。

心拍数も自然と上がり、汗はいつも以上にかく。

その分、熱中症のリスクも上がるので、できれば経験者と登ること。

 

天気予報をチェックすることも忘れずに。

山の天気は変わりやすい。特に午後は不安定になる。

水分や栄養補給、着替えなど、使わなくても持参すること。

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さいごに。

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気温35℃以上の日でも耐えられる身体づくりは、日々の意識で可能となる。

 

知識を身につけて、実践、それが知恵となる。

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参考になれば、幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

津浦